カーロウ・アーツ・バーチャル・リアリティ映画祭で火星の旅へ
今回ご紹介するのは、映画でのVR活用事例です。
北極にオーストラリアに火星!様々な場所を体験させる360度映画

Carlow Arts Festivalは、「From the Arctic to Australia」と題したバーチャルリアリティ(VR)映画祭を発表しました。興味のある視聴者は、カーロウ・アーツ・フェスティバルのYouTubeチャンネルにアクセスして、バーチャルリアリティをベースにした映画を見ることができるといいます。8月1日から31日まで公開される予定です。
今年のカーロウ・アーツ・フェスティバルは、2019年のヴァーチャルリアリティへの取り組みに続くものです。XRプロデューサーのカミーユ・ドネガンは、視聴者に様々な場所を体験させる360度映画をいくつか企画してきました。没入型の体験は、北極からオーストラリア、さらには火星の風景まで、いくつかの目的地に連れて行ってくれます。視聴者は、自宅にいながらにして鮮明な没入型の旅を楽しむことができます。
バーチャル・リアリティ・ヘッドセットは、フェスティバルのウェブサイトから購入できます。これらのヘッドセットをスマートフォンと組み合わせて使用することで、最適なVRベースの映画体験を得ることができます。映画祭の主催者は、視聴者がヘッドセットで楽しめる息をのむような映画を調達するために力を入れているといいます。また、VRヘッドセットは、他のあらゆるタイプの360度コンテンツにも使用することができます。
「Extravaganza」というVR映画は、人形のキャラクターに焦点を当てる人形劇です。「Celestial Motion」は、The Guardianが提供する、太陽系の仕組みを掘り下げた作品です。「Passenger」は、観客がタクシーの中でバーチャルキャラクターに案内されながら大陸を巡るという作品です。「2nd Step」は、月から火星までの宇宙の旅を描いた作品で、特に注目を集めているといいます。
コリン・ファレルがナレーションを担当した「Gloomy Eyes」は、リアルタイム3DのVRアニメーションです。そのストーリーは、太陽が人間に愛想を尽かし、二度と昇らないことを決意するというものです。また、先日、Gloomy EyesのVR体験のためのライセンスを30本プレゼントすることも発表されました。これはSteamを通じて利用でき、HTC Vive、Rift、Oculus Questのヘッドセットで楽しむことができます。
コロナウイルス影響下におけるアーティストの制限を解決するVR
映画祭のディレクターであるJo Magnan氏は、VRは、現在の世界情勢によってアーティストに課せられた制限に対処する方法であると述べています。Magnan氏によると、現在の状況は主催者にとって、デジタルやオンラインでバーチャルリアリティのコンテンツを視聴者に提供するのに適しているといいます。
今回は、映画作品のVRをご紹介しました。VRは動きが大きく、カスタマイズの自由度も高いため、様々な業界で有効なツールとして活用することができます。抱えている課題が、もしかしたらVRで解決できることもあるかもしれません。弊社では、課題解決に向けたVR開発を行っております。VR利用をお考えの方は是非お気軽にお問い合わせください。
参照元:Carlow Arts Virtual Reality Film Festival Takes Viewers on a Mars Round Trip
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