専門家無しでVRで脳震盪を判定!アメフトや柔道などの激しいスポーツをより安全に楽しめる「EYE-SYNC」
医師のトレーニングや患者の精神的なケアなど、医療方面での活用が期待されるVR。そんななか脳震盪を判定するVRシステムが発表され、医療器具としての活用の道も注目されてきています。

眼球の動きで脳震盪を判定する「EYE-SYNC」
アメフトや柔道などの激しいスポーツに付き物なのが脳震盪。これらの運動を行ってると避けられない上、素人目では外見からは判断しづらく、発見が遅れた結果重要な疾患に繋がることも。そんな脳震盪をVRのアイトラッキングシステムを利用して、判断するのがVRシステム「EYE-SYNC」です。

「EYE-SYNC」は小型のステンレスケースに、VRゴーグルと脳震盪への対処法などを知ることが出来る、医療情報が搭載されたタブレットがセットになった医療キットです。


VRゴーグルを装着後、アイトラッキングを用いて目の動きを測定する簡単なテストを行うことで、僅か60秒未満で脳震盪を判定。
テストの結果はタブレットへと送信され、そこで診断の結果・対処法を確認する事ができます。素人目では分かりづらかった脳震盪に対し、迅速な処置を可能にするそうです。
医療器具として…VRの活用広がる
これまでVRの利用は間接的な医療補助の為の利用に、これほど直接的な利用例は希少なのではないでしょうか。今後のVRの医療器具としての発展も見守っていきたいものですね。
[参考サイト]
Using VR to Diagnose and Treat Concussions with SyncThink – Road to VR
EYE-SYNC – SyncThink
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