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眼科手術訓練のためのバーチャルリアリティシミュレーション「Fundamental Surgery」

今回ご紹介するのは、眼科手術訓練のためのバーチャルリアリティシミュレーション「Fundamental Surgery」です。

情報を得るだけではなく体感で学べる医療教育シミュレーション

没入型バーチャルリアリティ(VR)手術スキルトレーニングとスキルデータ分析を提供するFundamentalVRは、新たに眼科を追加し、手術専門機能を拡張することを発表しました。

FundamentalVRによれば、手術動作、医療器具、組織の変化などの物理的な合図を模倣する同社の特許取得済みHapticVR技術アーキテクチャを採用し、眼科だけでなく、整形外科機器や製薬ブランド向けにも、没入感のあるデータ駆動型の医療教育シミュレーションを作成できるようになったとのことです。

従来の眼科の教育方法には、一般的に座学、教育ビデオ、医療会議、手術室の観察、医療トレーニングのゴールドスタンダードとされる組織ベースのウェットラボトレーニングなどがありますが、FundamentalVRの没入型シミュレーションは、医療教育のためのデータ駆動型のシミュレーションです。

FundamentalVRの没入型シミュレーションは、リモート学習のためのソリューションを提供すると同時に、スキルの伝達を支援するとのことです。シミュレーションは、同社の「Fundamental Surgery」プラットフォームを介して配信され、実際の手術室と同じような光景、音、感情を体験することができます。

「Fundamental Surgery」では、HapticVR技術と高忠実度のグラフィックス、解析技術を組み合わせることで、技術知識を得ながら体得することができるといいます。FundamentalVRによると、手術時の視線、組織への配慮、運動効率など、ユーザーのあらゆるインタラクションが測定・記録され、レベルの高い分析・測定が可能になるといいます。

無制限の複数ユーザーの同時リモート使用も可能

また、FundamentalVRによると、眼科医療NGOであるオービス・インターナショナルのための、白内障手術シミュレータソリューションの作成にFundamentalVRのプラットフォームが使用されたとのことです。

また、このプラットフォームは、無制限の複数ユーザーが同時にリモート使用することも可能であり、仮想教室や手術室内で、無制限の数のユーザーが交流し、教え合うことができるといいます。

COVID-19の影響で加速するVRの教育への採用

COVID-19の影響により、従来の教育方法が変化し、没入型技術の採用が3年ほど加速したと言われています。

FundamentalVRのCEOであるリチャード・ヴィンセントは「眼科が追加されたことで、医療機器会社や医療教育者が次世代の外科医をより効果的に訓練できるようになり、社会の需要増加に対応しています。」

今回は、医療訓練で活用されるVRツールをご紹介しました。VRは動きが大きく、カスタマイズの自由度も高いため、様々な業界で有効なツールとして活用することができます。抱えている課題が、もしかしたらVRで解決できることもあるかもしれません。弊社では、課題解決に向けたVR開発を行っております。VR利用をお考えの方は是非お気軽にお問い合わせください。

参照元:FundamentalVR launches Virtual Reality ophthalmology simulations for surgical training

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