全てがデバイスに内蔵されたHMD「Project Alloy」
インテルが、サンフランシスコで開催された開発者向け会議IDF2016にて、一体型のVRHMD「Project Alloy」を発表されたのでご紹介したいと思います。
![project-alloy-2-2x1[1]](https://vr-360.net/vr/wp-content/uploads/2016/08/project-alloy-2-2x11.jpg)
単体で作動する一体型HMD
従来のVRHMDと大きく異なる点は、HMD単体で作動し、外部との接続を必要としない点です。カメラ、センサー類、入力システムなどがすべて一体になっており、位置トラッキング機能が内蔵されているので、Oculus RiftやHTC Viveのように外部センサーを使わずにユーザーが動きまわることが可能です。内蔵されたカメラにより、手のトラッキングと空間認識が可能で、現実世界の壁などにぶつかりそうになると知らせてくれるような仕組みもあるとのこと。また、ARとVR両方に対応しています。

課題を克服したProject Alloy
これまでのVR向けの位置トラッキングはトラッキングエリアが限られたりと、課題のあるものが多くありましたが、このProject Alloyはそれを克服するものとして期待されます。また、高性能VRHMDは、高解像度と高いフレームレートを実現するために外部の高性能PCなどに接続する必要がありましたが、「Project Alloy」はワイヤレスでのプレイが可能となります。
[参考サイト]
ROAD TO VR
※当サイトに掲載されている一部画像、スクリ-ンショット、文章に置いては著作権侵害を目的に利用しておらず、第三十二条で定められる引用の範囲で使用しています。万が一問題があればお問い合わせからご連絡ください。即刻削除いたします。また、本ブログは業務の研究開発のためのものとなり、一部、弊社に関連性が無いものも掲載しております。