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低コストで魅力的。患者のやる気を引き出す、リハビリでのVR活用例。

今回は、リハビリテーションで利用されたVRについてご紹介します。物体に手を伸ばすことは単純なプロセスのように感じられますが、実際には複雑な行為です。この動作は、脳と身体のさまざまなレベルで処理される運動行為の組み合わせに依存しています。神経損傷後の運動障害を持つ人にとっては、食事をする、メールを打つ、本を読むといった一見日常的な作業が困難になることがあります。これらのプロセスには中枢神経系と末梢神経系の多くの部分が関与しており、ある部分が損傷を受けると、運動能力の回復には多くの場合時間がかかります。回復のためには、集中的なリハビリテーション、反復運動訓練、ミラーセラピーなど、いくつかの戦略が検討されてきました。

VRを用いたリハビリテーション

従来のリハビリテーションといえば、何を思い浮かべますか?反復的なものは、時間の経過とともに患者のモチベーションを低下させます。さらに、少なくとも一人のセラピストが患者さんと1対1で作業する必要があり、リソースの必要性が高まり、医療システムのコストが増大します。また、この方法では客観的なデータが得られず、患者が自宅で治療を完了した部分をモニターすることができません。

リハビリテーションをより魅力的で効果的なものにするために、新しい方法としてバーチャルリアリティが注目されています。VRでの治療は魅力的で患者のやる気を引き出すことができ、さらに低コストで利用ができます。また、患者のニーズに合わせて、模倣やビデオゲームのようにしたりと調整することが可能です。VRの利点は、その可能性が本質的に無限大であるということです。これは、脳の再編成を最大化し、リハビリ計画、学習、実行に関与する脳領域を再活性化する上で重要です。VRを介在させた治療は、脳卒中後の歩行リハビリテーションにおいて大きな改善をもたらしました。歩行の再訓練を目的としたVR介入は、慣性計測ユニット(IMU)、力センサ、EMGセンサなどのバイオセンサを追加して、患者の運動学、運動力学、筋活性化の進捗状況を追跡することも行われています。パラメータをリアルタイムで可視化することで、セラピストは、患者が行うタスクの進捗状況や質についてタイムリーなフィードバックを患者に提供することができ、患者は自分の行動を理解して修正することができます。さらに、調整可能な練習環境とカスタマイズ可能な環境により、セラピストは二重タスクや予期せぬ状況を設計することができ、患者は歩行中の環境変化に適応するための再学習を行うことができます。その結果、従来のリハビリテーションを受けた患者と比較して、VRトレーニングを受けた患者は、タスクで要求される歩行速度をより効果的に向上させることができることが示されました。また、練習を重ねることで、周囲の環境の変化に合わせて歩行をより良く適応させることができます。

課題解決のためのテクノロジーの可能性に期待

患者にとって毎日の治療を継続することは、良いリハビリテーション結果に繋がる可能性を高めます。しかし、病院から離れた場所に暮らす方は簡単に治療を受けることができません。今日では、バーチャルリアリティに基づく遠隔リハビリテーションが活発な研究分野となっているそうです。VRではまだまだ課題となる部分が多くありますが、遠隔で正しく魅力的なリハビリテーションを受けることができれば、患者にとっても継続しやすいのではないでしょうか。テクノロジー活用は可能性に富んでおり、今後の活躍にも期待します。弊社でも、様々な課題解決へ向けたVR制作を行っております。是非お気軽にお問い合わせください。

参照元:Virtual Reality Rehabilitation – The Future of Physical Therapy

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